このページではキルトピクニックのお教室の様子を皆さんにご紹介します。一人一人が発揮する個性に大人の皆さんも
少なからず影響を受けるのでは、と思ったりするほどの出来映えです。毎回が新鮮なお教室での様子、ハプニング等
のぞいてみませんか。
キルトピクニックのお教室でのお約束は2つです。
1.針は必ず針刺しへ。最初と最後に針の本数を確認。
2.色選びやパーツ選びは自分で好きなようにする。人の真似はしない。
そして自分で頑張って好きなように作ったら、それが一番素敵なのです。
まずは幼稚園の年中さん、年長さんのお友達の作品をご覧に入れます。全員が初めて針を持つお子さんです。布の色合わ
せや布に待ち針をすることはもちろんのこと、針に糸を通すのも初めてでした。縫い物、ってなんだろう、パッチワーク
ってなんだろう、との思いと不安を抱えながらも集中し、楽しく作り上げることができました。
自分にも何とかできる、という自信から緊張の面持ちが少し溶けてくると、お友達の作ったものを「かわいいね」と褒め
る言葉も自ずと出てくるところはさすがです。布たちからもらったやさしい気持ちからかしら、なんて思ってしまったり
しました。みんな集中力が途中で途切れることなくできたのは脱帽です。初めてのことで緊張してしまったお友達は縫う
ときに立ったままだったり、片ひざついたままだったりしましたが、完成したときの喜びは計り知れませんでした。
十人十色とはよく言ったもので、お友達の真似をせず、自分で好きなようにこだわって仕上げた作品はどれも本当に立派でした。
ちなみにこのクラスでは縫い物に集中できるように、糸は二重にし、玉止めをしてあげました。玉止めはできる子とで
きない子がいます。段々と回を重ねていく上でできれば十分でしょう。返し縫いもさせず、線の上を端から端まで縫います。
途中、かがってしまったり縫い目が大きくなってしまったりした場合も大抵はそのまま(よっぽどのときは糸をなるべく
切らずに修正してあげます)続けさせます。本人さえこだわらないのなら、その失敗は大したことない、という認識が自信
につながるのです。玉止めは始めは難しいので、二重の糸を長めに切り、固結びをさせています。
クラス風景
完成した作品


小学校三年生のお友達はハートのクッションに挑戦しました。この日も針を初めて持つ子どもがほとんどでした。
クッションは縫うところが多いのでその日のうちにできあがるかが心配でしたが、飾りつけも含めて3時間半で仕上げる
ことができました。三年生になると糸通し、玉結び、玉止めも大体難なくこなします。運針も目の大小は多少あるものの
上手にできます。それでも初めてのことをするのでやはり緊張は隠せません。針と布をじいっと見つめて真剣に縫っていきます。
1ピースずつ縫いあわせていくと、だんだんと自分で選んだ布が一つの形になっていきます。誰もが「あー、かわいく
なってきた」と歓声をあげます。中表に縫って裏返したときは、「ハートに見えないー!」と助けを求める声もあちこち
聞こえましたが大丈夫。ただ奥の布をひっぱりきっていなかっただけでした。そこからがお楽しみ。ふわふわの綿を袋から
取り出して、詰めていきます。あんまりパンパンにすると縫い目が裂けてしまうことがあるので、そこだけ注意しました。
大体入れ終わると、頭にのせたりしてやっと一休みです。
一時の気分転換が終わると、さあ最後の一息です。綿を詰めた穴に名前を書いたタグを入れて縫いあわせます。ここが
難しいところですが、三年生ですからボンドも使わず、丁寧に一針ずつ縫ってもらいました。縫うのが終わった人から、
ビーズやフェルトなど、好きな飾りを選んでもらうことにしました。すかさずまだ縫っている女の子が「良いのがなく
なっちゃうかも、、」と心配そうに言いました。「じゃあ、先に選んでおいてもいいわよ」。と言うとみんないっせいに
パーツ選びに走りました。ここからはお手の物。自分のよく知った材料で自由自在に飾り付けを始めます。ボンドで付けたり、
糸で補強してみたり。「おうちに帰って取れてくるようなら糸で縫いつけてみてね」。と頼んでおきました。
「そうだ、おうちに帰ったらおかあさんも縫い物できるか聞いてみよう」。と言い出す子がいました。みんなも口々に
言いました。そうです、もしかしたら、もうみんなの方がおかあさんより上手に縫えるのかもしれませんね。ラフィアは
好みで持って帰ってもらうことにして、記念撮影です。みんな自分のクッションが一番!そしてそれを誇らしげに抱えて
いる姿をファインダーから覗いてみると、最高の笑顔です。「次のキルトピクニックはいつ?」という声とともにみんなは
暗くなった外へ元気に駆け出していきました。
この日は特別に義母が手伝ってくれました。もともと洋裁をこなす母でしたが、子どもにも丁寧に教えてくれました。
おばあちゃんに教わった、ということも子どもたちには新鮮で楽しかったようです。「足が痛くなった」。と足をくずす
子どもに「昔のお嫁さんは一日中きちんと座ってお針を持ったものよ」。と笑顔で語っていました。また私がやさしく
「あーそこはどうしても縫い直さないとハートの形にならないかなあ」。と言うと、母は「だって。ハイ、やり直しー!」
と肩をたたきます。母がいたことで一味違うキルトピクニックを開くことができました。
クラス風景


完成した作品
次回はボーイズキルトピクニック、高学年のキルトピクニックもご紹介したいと思います。お楽しみに。
作品に関するお問い合わせ等ございましたら、E-メールをお送りくださるようお願いいたします。